一般社団法人 日本医療情報学会

[1-B-1] IPCI と Python で chatGPT にアクセスして電子処方箋データを操作しよう!

*山ノ内 祥訓1、*鳥飼 幸太2、*土井 俊祐3 (1. 熊本大学病院 総合臨床研究部)、2. 群馬大学医学部附属病院システム統合センター)、3. 千葉大学医学部附属病院企画情報部)

令和6年における診療報酬改定で新設された医療DX体制推進加算にはじまる医療情報の中核的技術としてHL7 FHIRフォーマットによる情報運用ならびに電子処方箋、3文書6情報(3文書:診療情報提供書、退院時サマリー、健康診断結果報告書。6情報:傷病名、アレルギー情報、感染症情報、薬剤禁忌情報、検査情報、処方情報)が流通する。これにより、レセプト情報のみでの情報運用と比較して活用の幅が格段に広がることが期待される。医療情報端末とFHIRサーバはWeb技術の一つであるRESTを用いて通信を行うことから、本チュートリアルではREST通信を含む医療Webサーバコンセプト(仮想マシン)であるIPCI(In-Process Clinical Intelligence)を用い、Pythonを利用してFHIRサーバへアクセスし、Node-REDでデータ処理する方法をハンズオン形式にて行う。併せて、Mテクノロジー学会はAPIを介して複数のサービスを結合する技能の習得を重視し、chatGPTをAPI経由で操作し、FHIRデータの生成や加工についての初歩的な方法について習得することを目的としたハンズオンを行う。本チュートリアルでは仮想マシンのダウンロード、chatGPTのAPIキー取得、ノートPC持参などの事前準備が準備が必要である。