一般社団法人 日本医療情報学会

[1-D-1] 初学者向けFHIR入門

*木村 通男1,2、*檀原 一之1 (1. 日本HL7協会、2. 川崎医療福祉大学)

HL7は2019年1月に、FHIRの最初の正式バージョンR4をリリースしました。FHIRは、医療アプリケーション間で情報を交換するための、一貫性のある実装が容易なメカニズムを提供することを目指しています。HL7のV2、V3とRIM、およびCDAの定義および実装を通じて得た教訓、成功を基に、さらなる標準として開発されました。FHIRは、米国のMeaningful Use Stage3でドキュメント交換のための標準として採用され、2019年の1月の米国ISA(Interoperability Standards Advisory、ONC)に採用されています。
直近では、2023年3月に、FHIRの最新バージョンR5をリリースしました。
日本では、2025年4月に電子カルテ情報共有サービスが開始予定で、ここで取り扱う3文書6情報は、 FHIRに準拠しています。
本セミナーでは、HL7 FHIRの背景、初学者向けFHIR入門、HL7 FHIR DevDaysを紹介していただきます。

■プログラム
1.HL7 FHIRの背景
日本HL7協会会長 川崎医療福祉大学特任教授    木村 通男
【概要】
HL7協会の最新の活動状況、最新のFHIRに関する国内外の動向について解説します。

2.初学者向けFHIR入門
日本HL7協会 情報教育委員会委員長        檀原 一之
【概要】
初学者を対象としてFHIRの解説を行います。

3.HL7 FHIR DevDaysのご紹介
日本HL7協会 情報教育委員会委員長        檀原 一之
【概要】
2024年6月に、ミネアポリスで第14回 HL7 FHIR DevDays(世界最大のFHIRのイベント)が開催されましたので、ご紹介いたします。