一般社団法人 日本医療情報学会

[1-F-2] 臨床検査項目分類コード JLAC – 医療機関における活用のために

岡田 美保子1、*廉 東天2、*山田 修3、*堀田 多恵子4 (1. JLAC センター事務局, 一般社団法人医療データ活用基盤整備機構、2. JLACセンター、3. 岡崎市民病院、4. 九州大学病院)

医療DX政策の推進においては、電子カルテ情報共有サービスをはじめ医療機関に直接係る各種医療情報標準について具体策が検討されてきた。厚生労働省「電子カルテ情報共有サービスにおける運用について」(厚生労働省第20回健康・医療・介護情報利活用検討会医療等情報利活用ワーキンググループ(2024(令和6)年1月24日))においては、「医療機関で採用するコード」として傷病名は「ICD10対応標準病名マスター」、薬剤禁忌、処方では「YJコード」、アレルギーでは「J-FAGYコード」、検査、感染症では「臨床検査項目基本コードセット内 JLAC10もしくはJLAC11」と整理されている。
 臨床検査データの利活用のために、各医療機関では臨床検査項目の標準であるJLACコードへの対応付けが求められる。JLACコードの普及促進にあたり、令和5年11月にJLACセンターが発足し、令和6年4月から付番(臨床検査項目にJLACのコードを付けること)をはじめ、行政機関や医療機関への支援、問合せ対応など本格活動が始まっている。本チュートリアルでは、JLACコードの医療機関における活用のために、JLACセンターの活動、役割、目指す方向について最初に講演し、続いて、JLAC10とJLAC11について、わかり易い解説をいただく。さらに医療機関への導入は、どのように進めればよいか、具体的、実践的な解説をいただく。ご関係各位には、ぜひともご参加いただきたい。

プログラム
(1) 医療DXを支えるJLACコード - JLACセンターの取り組み:康 東天 (JLACセンター)
(2) JLAC(臨床検査項目分類コード)入門:山田 修(岡崎市民病院)
(3) 誰でもわかる! 電子カルテ情報共有サービスにおけるJLAC10/11採番:堀田 多恵子 (九州大学病院)