[2-E-3] 増え続ける医用画像の管理と今後の展望
Medical Image Management, Artificial Intelligence, Cost Management, Cloud PDI
本合同企画は、日本医療情報学会・医用画像情報専門技師共同認定育成機構・日本放射線技術学会の協同企画セッションです。増加し続ける医用画像の管理に関するワークショップを企画します。CTやMRI装置などの高解像度イメージング技術の進歩により、医用画像のデジタル化が進展し、画像診断だけでなく地域医療にも広く活用され、医療の質向上に貢献してきました。さらに、近年の人工知能や機械学習の進展により、これらの画像データは治験や創薬などの臨床試験にも幅広く利用されています。しかし一方で、高解像度化に伴い、画像データの増加が様々な問題を引き起こしています。例えば、放射線治療の高度化による画像の増加や、病理画像や超音波の高解像度化が、データ量の増大に拍車をかけています。本シンポジウムでは、増え続ける画像データの統合管理から最適化までの方法を法的な観点から探り、DICOM規格をはじめとする各種標準規格や運用事例などの最新動向を紹介します。また、AI技術が臨床でどのように活用されているかを解説し、経営的視点やコスト管理の観点からも議論を行います。さらに、JAMI課題研究班として「医療画像情報の交換・連携に関する研究班」が立ち上がったことも踏まえ、聴衆との意見交換を通じて、実際の画像データの受け渡しにおける問題点を洗い出し、その解決策を検討していきます。
