[2-H-1-05] 電子カルテシステムにおける電子処方箋の処方情報・調剤情報の扱いについて
電子処方箋の運用開始から2年が経過し、電子カルテシステムから電子処方箋管理サービスに発行した処方情報、電子処方箋管理サービスから取得した調剤情報、共に一定量の蓄積ができてきた。これらの情報は共通仕様に基づいて各施設から出力された情報であり、施設内で閉じてしまいがちな医療情報において、利活用しやすい患者の外部情報と言える。
一方で、電子カルテシステムからの処方情報の出力に際して、電子カルテシステムの仕様を共通仕様に合わせるために扱いを変えた情報があり、現状においても課題となっている。具体的には、電子カルテシステムで医師が補足的に入力した用法情報のうち、電文仕様のフォーマットやコードでは表現できないものをどのように扱い、調剤薬局側に遺漏なく情報伝達を行うかといった点である。また、電子処方箋管理サービスから取得した調剤情報を電子カルテシステムで扱うにあたっても同様の課題がある。こういった課題については、電子カルテシステム・調剤システム双方の認識を合わせて出力仕様を検討すると共に、現場運用における情報伝達のあり方についても検討が必要であると考えられる。
本発表では、主に電子カルテベンダーの立場から、電子処方箋における処方情報・調剤情報の運用と、その活用における課題について報告・共有することを予定している。今回の発表を通じて、電子処方箋における処方情報・調剤情報の活用について、今後の電子処方箋の更なる発展・普及推進に寄与できることを期待している。
一方で、電子カルテシステムからの処方情報の出力に際して、電子カルテシステムの仕様を共通仕様に合わせるために扱いを変えた情報があり、現状においても課題となっている。具体的には、電子カルテシステムで医師が補足的に入力した用法情報のうち、電文仕様のフォーマットやコードでは表現できないものをどのように扱い、調剤薬局側に遺漏なく情報伝達を行うかといった点である。また、電子処方箋管理サービスから取得した調剤情報を電子カルテシステムで扱うにあたっても同様の課題がある。こういった課題については、電子カルテシステム・調剤システム双方の認識を合わせて出力仕様を検討すると共に、現場運用における情報伝達のあり方についても検討が必要であると考えられる。
本発表では、主に電子カルテベンダーの立場から、電子処方箋における処方情報・調剤情報の運用と、その活用における課題について報告・共有することを予定している。今回の発表を通じて、電子処方箋における処方情報・調剤情報の活用について、今後の電子処方箋の更なる発展・普及推進に寄与できることを期待している。
