[2-H-3-03] 患者情報参照システムについて
Ransomware, HIS, patient information reference syste
■経緯
2021年10月31日、当院は、ランサムウエアによる攻撃を受け、HIS系が全てシステムダウンとなり、利用ができなくなった。患者情報が見る事が出来ず、現場は混乱をきたした。
■現場での実体験
診療は、紙カルテで運用。患者に関する診断名、既往歴、治療内容、予約情報等も不明の中、下記の情報が、活用出来ることが判明。
・患者基本情報のテキストファイル ※コロナワクチン接種の為に外部出力を行っていた。
・DPC提出用EFファイル(数か月分)
・地域連携スタッフが施設に連絡し、当院からの診療情報提供書をFAXで送って頂いた。(その時点までの患者の要約になる。これまで、控えは紙として保存もファイル化していなかった。)
■上記の情報の簡易参照システムの構築を行う。
※月刊新医療 2022年7月号 掲載
患者基本情報をアクセスへインポートしマスター化、DPCファイルの薬剤情報も、テーブル化を行う。患者基本情報(マスター)の患者番号をキーにし、DPCテーブルを抽出、出力できる仕組みの構築を行い、現場で活用する。 ※1端末でのみしか用意できなかった。
■システムの復旧後
実際の現場の、動きを元に、新たな患者情報参照システムの構築を行うことにした。
■実績
2023年秋に、院内計画停電の時に、停電期間は、HIS系は利用出来ないので、参照システム端末を展開し、職員に利用してもらい評価。
■今後の拡張課題
・レントゲンの読影画像を参照する機能。
・手書き処方箋の入力、印刷機能。
・スタッフ共有の情報を充実させて、カルテシステムが復旧後に、エクスポート、インポート機能。
※システム復旧後、紙カルテの手書き情報の入力を軽減
2021年10月31日、当院は、ランサムウエアによる攻撃を受け、HIS系が全てシステムダウンとなり、利用ができなくなった。患者情報が見る事が出来ず、現場は混乱をきたした。
■現場での実体験
診療は、紙カルテで運用。患者に関する診断名、既往歴、治療内容、予約情報等も不明の中、下記の情報が、活用出来ることが判明。
・患者基本情報のテキストファイル ※コロナワクチン接種の為に外部出力を行っていた。
・DPC提出用EFファイル(数か月分)
・地域連携スタッフが施設に連絡し、当院からの診療情報提供書をFAXで送って頂いた。(その時点までの患者の要約になる。これまで、控えは紙として保存もファイル化していなかった。)
■上記の情報の簡易参照システムの構築を行う。
※月刊新医療 2022年7月号 掲載
患者基本情報をアクセスへインポートしマスター化、DPCファイルの薬剤情報も、テーブル化を行う。患者基本情報(マスター)の患者番号をキーにし、DPCテーブルを抽出、出力できる仕組みの構築を行い、現場で活用する。 ※1端末でのみしか用意できなかった。
■システムの復旧後
実際の現場の、動きを元に、新たな患者情報参照システムの構築を行うことにした。
■実績
2023年秋に、院内計画停電の時に、停電期間は、HIS系は利用出来ないので、参照システム端末を展開し、職員に利用してもらい評価。
■今後の拡張課題
・レントゲンの読影画像を参照する機能。
・手書き処方箋の入力、印刷機能。
・スタッフ共有の情報を充実させて、カルテシステムが復旧後に、エクスポート、インポート機能。
※システム復旧後、紙カルテの手書き情報の入力を軽減
