Japan Association for Medical Informatics

[3-A-4] UIとUXの新しいパラダイム デジタルヘルスの最前線

*Kayo Waki1,2, Hideaki Takahashi3, Kazuya Takayama4, Motoaki Nishiwaki5, Tomoyuki Ishikawa5, Kouji Korekawa6,7 (1. Graduate School of Medicine, The University of Tokyo, 2. Japan Association for Medical Informatics, 3. Wemex Corporation, 4. Fujitsu Japan Limited, 5. Microsoft Japan Co., Ltd, 6. NTT Precision Medicine Corporation, 7. Prime Research Institute for Medical RWD, Inc.)

UI, UX, electronic health chart, medical DX, Data-Driven Healthcare

本シンポジウムでは、ユーザーに革新的なソリューションを提供する業界のリーダーが集い、デジタルヘルス分野における最新のUI(ユーザーインターフェース)とUX(ユーザーエクスペリエンス)を紹介する。デジタルヘルスは、医療の提供方法を根本から変える力を持ち、その鍵となるのが優れたUIとUXである。本シンポジウムでは、どのようにこれを実現していくか、そして未来に向けたビジョンを共有する。まず、電子カルテシステムにおけるUI/UXの重要性と最新の取り組みについて紹介する。医療現場での使いやすさや効率性を向上させるための具体的なデザイン戦略やユーザーからのフィードバックを元にした改善事例を共有する。電子カルテのUI/UXが医療従事者の負担軽減にどのように貢献しているかについて触れる予定である。続いて、ヘルスケア関連製品やサービスにおけるUI/UXの革新について紹介する。特にウェアラブルデバイスやアプリを通じて、ユーザーが健康データを簡単に管理し、医療プロフェッショナルと効果的に連携できる仕組みについて紹介する。ユーザー中心のデザインアプローチがどのように健康管理をより直感的でアクセスしやすいものにしているかを具体的なUI/UX事例を交えて紹介する。全ての世代のユーザーにも慣れ親しめるように、さまざまな工夫が取り入れられている。さらに医療データのセキュアな管理や、AIを用いた診断支援システムのUI/UX設計について説明する。最後に、個人・患者を起点としたデータ流通と活用によって描ける新未来について紹介する。デジタルヘルス分野におけるUI/UXの最新トレンドとその実践方法についての理解を深め、先進的な取り組みから学び、今後のデジタルヘルスの発展に向けた新たな視点を得る機会としたい。