[3-B-5-02] 医療データの2次利用を現場で支える人材の育成
医療データを積極的に2次利用しようという試み、いわゆるReal World Data (RWD) 利活用の議論は過去からあったが、近年では諸外国において多くの先進的な取り組みが紹介され、本邦でもその機運が高まっている状況である。
そのような中、臨床研究中核病院(臨中病院)においては、積極的に環境整備を行い、多くの臨床研究が展開できることが期待されている。RWD利活用の推進を行うために全臨中病院で協力している事業が「医療技術実用化総合促進事業Real World Evidence 創出のための取組み」(通称「臨中ネット」)である。当学会の先生方にも協力頂き課題の整理を行っているが、必要な環境として物理的・施設的な事だけでなく、必要な人的な資源も整える必要がある。IT化人材、標準化人材、品質管理人材という3人材を定義し、どのようなレベルの能力が求められ、それを獲得するためにどのような教育をしていくべきかという検討がされ、具体的な教育コンテンツも用意されるに至った。今後、臨中病院のみならず、多くの病院で臨床研究に取り組んで行くときの参考になるものと期待され、同時にそのような人材を育てて行く上で、当学会への期待も大きなものがあると考えている。
同時に、令和4年度より当学会がキー学会となっている社会医学系専門医プログラムを学会の専門医部会と連携しながら「東海医療情報学社会医学系専門医プログラム」を開始し、専攻医の教育を行っている。諸外国のように日本においても、医療情報専門医のニーズが高まることを考えて専門医部会と試行している。さらに、今年度より、企業人など一般社会人向けの文部科学省履修証明制度に基づくリスキリングコース「名古屋医療情報学プログラム」(NCIP)を開講した。医療情報に関係する人材育成が急務となっている中、当学会が担うべき役割は大きくなっており、多くの期待が寄せられている状況と思われる。
そのような中、臨床研究中核病院(臨中病院)においては、積極的に環境整備を行い、多くの臨床研究が展開できることが期待されている。RWD利活用の推進を行うために全臨中病院で協力している事業が「医療技術実用化総合促進事業Real World Evidence 創出のための取組み」(通称「臨中ネット」)である。当学会の先生方にも協力頂き課題の整理を行っているが、必要な環境として物理的・施設的な事だけでなく、必要な人的な資源も整える必要がある。IT化人材、標準化人材、品質管理人材という3人材を定義し、どのようなレベルの能力が求められ、それを獲得するためにどのような教育をしていくべきかという検討がされ、具体的な教育コンテンツも用意されるに至った。今後、臨中病院のみならず、多くの病院で臨床研究に取り組んで行くときの参考になるものと期待され、同時にそのような人材を育てて行く上で、当学会への期待も大きなものがあると考えている。
同時に、令和4年度より当学会がキー学会となっている社会医学系専門医プログラムを学会の専門医部会と連携しながら「東海医療情報学社会医学系専門医プログラム」を開始し、専攻医の教育を行っている。諸外国のように日本においても、医療情報専門医のニーズが高まることを考えて専門医部会と試行している。さらに、今年度より、企業人など一般社会人向けの文部科学省履修証明制度に基づくリスキリングコース「名古屋医療情報学プログラム」(NCIP)を開講した。医療情報に関係する人材育成が急務となっている中、当学会が担うべき役割は大きくなっており、多くの期待が寄せられている状況と思われる。
