一般社団法人 日本医療情報学会

[3-H-1-02] 全国医療情報プラットフォームとの共存・併用による効果
~HumanBridgeの取組み~

*柳原 毅志1、角本 鉄平1、田中 宏明1、杉村 裕子1、城和 広之1 (1. 富士通Japan株式会社 ヘルスケア事業本部)

regional medical information networks, the National Medical Information Platform, medical information exchange

2022年5月に医療DX令和ビジョン2030が策定されたことは記憶に新しく、全国医療情報プラットフォームの全体像が示され、電子カルテ情報共有サービスの開発が開始されたりと、データヘルス集中改革プランの実現に向けた取り組みが加速されている。

弊社が提供する地域連携サービス『HumanBridge』は、2010年頃より全国各地の医療ネットワークの構築をサポートさせていただいており、現在も300以上の情報提供病院と10,000以上の情報参照施設にご利用いただいている状況にある。

本稿では、弊社HumanBridgeの直近の取り組みをご紹介させていただくと共に、各地域医療連携ネットワークの利用実態を「地域医療ネットワーク研究会」の情報を交えながら分析し、民間企業のサービスと国が整備するプラットフォームのそれぞれが持つ特徴や機能等と照らし合わせながら、これからの地域医療を発展的に支えていくインフラとしての在り方、将来像を考察する。