[3-H-1-03] 医療DX時代の地域医療情報ネットワーク(地連)の将来像
~全国医療情報プラットフォームとの共存・併用による効果~
クラウド・ネットワーク基盤の取組
regional healthcare network, Multi-cloud networking service, Healthcare Cybersecurity, Guidelines for the Safety Management of Medical Information Systems, Secure Networks
我が国は、世界で最も進んだ超高齢化社会と人口減少が進み、膨れ上がる社会保障費をIT化・デジタル化を通して変革する(いわゆる医療DX)が求められています。この10数年の間に、医療提供体制は「病院完結型」から「地域完結型」へと進み、電子カルテを始めとした医療情報システムの普及とネットワークを通じて共有することが必然となってきています。
国は、「マイナ保険証」、「オンライン資格確認」など、医療分野におけるデジタル化を推進するために医療DXの基盤を構築し、ヘルスケア関連ビジネスを活性(創生)化することにより、「健康長寿社会」の形成をめざしています。
議論において重要なポイントは、政府が進める医療DX、全国医療情報プラットフォームの構想が明らかになる中で、一部の方々の間で、「全国のプラットフォームができたら地連はいらないのではないか?」という論点があることです。ご存じの通り、医療レセプトの電算化とオンライン請求は、2007年ごろから整備が進められ約15年の歳月を経て、オンライン資格確認のネットワーク基盤へと進化しました。全国医療情報プラットフォームも多くの時間をかけて、わが国の医療情報の基盤へと定着していくものと考えることができます。地連におけるネットワーク活用やデータ連携、コミュニケーションの実践などの知見を活かしながら、共存・併存の方法論を編み出していくことが、地連を進めてきた私たちに求められていることだと考えます。
今回のセッションでは、あじさいネットワークのネットワーク・クラウド基盤を提供してきた立場・視点から、医療DXの取り組みの現状を振り返り、今後の取り組みの方向性をご紹介します。
国は、「マイナ保険証」、「オンライン資格確認」など、医療分野におけるデジタル化を推進するために医療DXの基盤を構築し、ヘルスケア関連ビジネスを活性(創生)化することにより、「健康長寿社会」の形成をめざしています。
議論において重要なポイントは、政府が進める医療DX、全国医療情報プラットフォームの構想が明らかになる中で、一部の方々の間で、「全国のプラットフォームができたら地連はいらないのではないか?」という論点があることです。ご存じの通り、医療レセプトの電算化とオンライン請求は、2007年ごろから整備が進められ約15年の歳月を経て、オンライン資格確認のネットワーク基盤へと進化しました。全国医療情報プラットフォームも多くの時間をかけて、わが国の医療情報の基盤へと定着していくものと考えることができます。地連におけるネットワーク活用やデータ連携、コミュニケーションの実践などの知見を活かしながら、共存・併存の方法論を編み出していくことが、地連を進めてきた私たちに求められていることだと考えます。
今回のセッションでは、あじさいネットワークのネットワーク・クラウド基盤を提供してきた立場・視点から、医療DXの取り組みの現状を振り返り、今後の取り組みの方向性をご紹介します。
