[3-H-2-04] 糖尿病外来パスと連携するスマホで用いる自己管理パスアプリの開発
Outpatient diabetes care, ePath, Learning Health System
【目的】
患者中心の糖尿病診療の実現を目的とし、標準化パス(ePath)を用いて電子カルテ上の病院診療情報と患者が自己管理する生活習慣情報を相互に連携・融合することが可能な外来パスとPHRアプリを開発する
【方法】
ePathの診療プロセスの管理モデルにより、診療行為を最小単位としてのOATユニット(アウトカム、アセスメント、タスク)で構造化した診療プロセスの可視化と効率的な解析、解析結果を臨床現場にフィードバックするLearning Health System (LHS)を通じた診療プロセスの改善が可能となった。本研究では電子カルテ上の糖尿病外来パス(ePath)と自己健康管理用パスを開発し、相互に連携するための基盤を構築した。
【結果】糖尿病管理に必要となる血糖・血圧・体重・合併症管理にむけて食事・運動管理、ライフログに関連する血圧・血糖・体重管理などのOATユニットを外来パスとPHRアプリ上に展開し、相互に連携した。アウトカムの目標設定は患者個々の状況に応じて変更ができるように構築した。
診療の中でePathの外来パスから選択されたOATユニットは患者個人のPHRアプリ上に展開した。生活習慣やライフログの情報は市販PHRアプリや手入力を介してPHRアプリに連携される。PHRアプリでは病院診療情報や個人の管理目標に有効であるライフログの評価と可視化をすることができ、個人用のLHSとしての活用が期待できる。また収集された情報は外来パスに入力され、個別性に対応する生活習慣の提案、医師と患者の信頼関係の向上や行動変容を介して重症化予防に繋がることが期待された。またOATユニットで構造化された外来パスとPHRアプリ上の情報は、利用者同意の元に各施設のレポジトリや施設間統合基盤に収集され、これまで困難であったライフログと病院診療情報を融合した横断的解析が可能となった。
【考察】開発したシステムにより、これまで困難であった診療情報と生活習慣情報の融合が可能となり、LHSを通じて糖尿病外来診療におけるプロセスやアウトカムの改善が期待できる。
【倫理的配慮】
本研究内容は基盤とアプリの開発であり、倫理審査の対象外である。
患者中心の糖尿病診療の実現を目的とし、標準化パス(ePath)を用いて電子カルテ上の病院診療情報と患者が自己管理する生活習慣情報を相互に連携・融合することが可能な外来パスとPHRアプリを開発する
【方法】
ePathの診療プロセスの管理モデルにより、診療行為を最小単位としてのOATユニット(アウトカム、アセスメント、タスク)で構造化した診療プロセスの可視化と効率的な解析、解析結果を臨床現場にフィードバックするLearning Health System (LHS)を通じた診療プロセスの改善が可能となった。本研究では電子カルテ上の糖尿病外来パス(ePath)と自己健康管理用パスを開発し、相互に連携するための基盤を構築した。
【結果】糖尿病管理に必要となる血糖・血圧・体重・合併症管理にむけて食事・運動管理、ライフログに関連する血圧・血糖・体重管理などのOATユニットを外来パスとPHRアプリ上に展開し、相互に連携した。アウトカムの目標設定は患者個々の状況に応じて変更ができるように構築した。
診療の中でePathの外来パスから選択されたOATユニットは患者個人のPHRアプリ上に展開した。生活習慣やライフログの情報は市販PHRアプリや手入力を介してPHRアプリに連携される。PHRアプリでは病院診療情報や個人の管理目標に有効であるライフログの評価と可視化をすることができ、個人用のLHSとしての活用が期待できる。また収集された情報は外来パスに入力され、個別性に対応する生活習慣の提案、医師と患者の信頼関係の向上や行動変容を介して重症化予防に繋がることが期待された。またOATユニットで構造化された外来パスとPHRアプリ上の情報は、利用者同意の元に各施設のレポジトリや施設間統合基盤に収集され、これまで困難であったライフログと病院診療情報を融合した横断的解析が可能となった。
【考察】開発したシステムにより、これまで困難であった診療情報と生活習慣情報の融合が可能となり、LHSを通じて糖尿病外来診療におけるプロセスやアウトカムの改善が期待できる。
【倫理的配慮】
本研究内容は基盤とアプリの開発であり、倫理審査の対象外である。
