Japan Association for Medical Informatics

[4-E-4-03] 口腔領域の標準化に関する国際的活動

*Hiroo Tamagawa1 (1. Japan Dental Association, Osaka University)

ISO/TC215, ISO/TC106, Liaison, Dental data for exchange

○背景
ISO(International Organization for Standardization)には、日本の標準化団体としてJISC(Japanese Industrial Standards Committee)が加盟しており、専門委員会で歯科関係はISO/TC106(Dentistry)、健康情報関係はISO/TC215(Health Informatics)である。各委員会はそれぞれで規格検討を進めるが、領域が重なる場合にエキスパートを互いに派遣する仕組みがあり、リエゾンとよんでいる。
○経過と結果
1)ISO/TC106とISO/TC215のリエゾン
TC106/WG13(Artificial intelligence (AI) based 2D X-ray analysis)での検討内容に関し、日本医療情報学会の歯科課題研究会からTC215/WG2(Systems and Device Interoperability)経由で項目追加を提案し、下記が採択された。
・患者情報と機械学習の結果出力とにHL7-FHIR準拠の記載を追加すること
・画像データにDICOM規格準拠の記載を追加すること
2)ISO/TC215 WG2の”Dental data for exchange”
TC215 WG2で、新たな作業項目として歯科情報の相互利用が2024年03月12日に承認された。
作業予定は、24年11月を目途にWorking Draft を関係者に配布、25年の5月末に委員会ドラフト作成、26年11月出版である。