[4-F-3-04] スマートフォンアプリ患者呼び出しシステム(とりりんりん)を活用した問診・説明動画配信による業務支援
Interview, IC supplementary explanation video, cell phone
【実践目的】2019年3月にスマートフォンアプリ患者の呼び出しシステム(とりりんりん)の開発・導入し外来診療の業務支援を開始した。外来患者の待ち時間の有効活用・負担軽減のために雑誌、コミック読み放題機能、オンライン診療等機能の拡大をはかり登録者数は26000人を超え新規登録者数は平均692人/月である。今回、外来業務における医師の業務負担軽減を目的に、患者さんに必要な問診ならびに説明動画を電子カルテから送信し受け取る仕様を追加した。
【実践方法】導入期間は2023年4月から2024年9月。各診療科で必要な問診と説明動画作成を決定した。問診は、情報部でとりりんりんの問診メンテツールにより作成し、診療科に校正を依頼した。動画は、情報部でパワーポイントの動画作成ツールにより校正した。導入過程において、4診療科でリハーサルを行い、外来業務フローの整理をおこなった。
【実践結果】各診療科ならびに看護部は、問診は62個、動画は153本作成した。運用は、2024年6月からiPodで開始した。現在6月末時点で問診84件動画28件使用実績を認めた。年齢別利用状況は、30~50歳28.7%、50~70歳20.5%、71歳以上33.9%であった。利用件数は問診321件、動画127件であった。特に医療者側ならびに患者側からの苦情意見はなかった。運用リハーサルにより、問診は受付時記載または初診予約時にとりりんりんに送信し、動画はIC後の補助説明資料として医師が診療後送信すると利便性があがるという意見を認めた。
【考察・結論】問診・動画は電子カルテから送信し問診結果は医師看護師が確認し電子カルテに登録でき履歴管理ができる。患者導線を考え外来クラークと看護師業務を見直し、問診・説明動画送信業務をタスクシフトした。よって、受付業務の効率的運用は医師の業務負担軽減につながると考える。問診・説明動画導入によるDX化は、患者の手持ちのスマートフォンで何度も繰り返し情報を確認できることからも患者と医療者との情報の非対称性を緩和する。
【倫理的配慮】実践報告のため人を対象とした倫理審査対象外外
【実践方法】導入期間は2023年4月から2024年9月。各診療科で必要な問診と説明動画作成を決定した。問診は、情報部でとりりんりんの問診メンテツールにより作成し、診療科に校正を依頼した。動画は、情報部でパワーポイントの動画作成ツールにより校正した。導入過程において、4診療科でリハーサルを行い、外来業務フローの整理をおこなった。
【実践結果】各診療科ならびに看護部は、問診は62個、動画は153本作成した。運用は、2024年6月からiPodで開始した。現在6月末時点で問診84件動画28件使用実績を認めた。年齢別利用状況は、30~50歳28.7%、50~70歳20.5%、71歳以上33.9%であった。利用件数は問診321件、動画127件であった。特に医療者側ならびに患者側からの苦情意見はなかった。運用リハーサルにより、問診は受付時記載または初診予約時にとりりんりんに送信し、動画はIC後の補助説明資料として医師が診療後送信すると利便性があがるという意見を認めた。
【考察・結論】問診・動画は電子カルテから送信し問診結果は医師看護師が確認し電子カルテに登録でき履歴管理ができる。患者導線を考え外来クラークと看護師業務を見直し、問診・説明動画送信業務をタスクシフトした。よって、受付業務の効率的運用は医師の業務負担軽減につながると考える。問診・説明動画導入によるDX化は、患者の手持ちのスマートフォンで何度も繰り返し情報を確認できることからも患者と医療者との情報の非対称性を緩和する。
【倫理的配慮】実践報告のため人を対象とした倫理審査対象外外
