[4-I-2-04] 診療業務支援のための動画共有アプリの開発と有用性検討
short movies, Video Sharing, information sharing
【目的】SNSの利用者数は年々増加し普及率は80%を超えており、コミュニケーションのためのツールというだけではなく、情報流通の基盤となっているとも言われている(渡辺2019)。SNSで利用されるコンテンツは、テキストから画像、そして動画へとシフトしてきており、Z世代を中心にネットワーク上での動画視聴は習慣化されている。動画の情報量を文字と比較すると100万倍以上になるとも言われており(伊藤 2008)、診療業務に関する情報共有を動画にて行うことで、コミュニケーションエラー防止や業務負荷軽減などにつながる可能性がある。そこで、診療業務支援のためのショート動画を共有できるシステムを開発し、その有用性を検証することにした。
【方法】全医師・看護師と一部のコメディカルに貸与しているAndroidスマホで、ショート動画を投稿・閲覧できるアプリケーション(以下アプリ)を開発した。開発したアプリは、①最大15秒の動画にタグ(ハッシュタグ)をつけて投稿できる、投稿された動画一覧を閲覧でき、タグ検索、コメント投稿ができる。本アプリは、診療情報を扱う論理的に分割された院内ネットワーク層でのみ利用可能であり、撮影した動画は利用者のスマホ端末自体には保存されない。また、サーバ側で管理者による全投稿の確認、削除や非表示が行える。なお、無責任な不適切投稿を抑制するため、動画投稿者は表示させている。
【結果】開発したアプリを数名の看護師に利用してもらい、有用性に関するヒアリングを行った。その結果、「文字では表現しにくい、処置介助時のポイントの共有に役立つ」「ケアのコツを紹介することに使えそう」などといった意見が得られた。また、今後の検討課題として、動画時間の長さ、動画のトリミング機能の実装などの意見が得られた。
【結論】診療業務の情報共有にショート動画を用いることの有用性を確認することができた。
【方法】全医師・看護師と一部のコメディカルに貸与しているAndroidスマホで、ショート動画を投稿・閲覧できるアプリケーション(以下アプリ)を開発した。開発したアプリは、①最大15秒の動画にタグ(ハッシュタグ)をつけて投稿できる、投稿された動画一覧を閲覧でき、タグ検索、コメント投稿ができる。本アプリは、診療情報を扱う論理的に分割された院内ネットワーク層でのみ利用可能であり、撮影した動画は利用者のスマホ端末自体には保存されない。また、サーバ側で管理者による全投稿の確認、削除や非表示が行える。なお、無責任な不適切投稿を抑制するため、動画投稿者は表示させている。
【結果】開発したアプリを数名の看護師に利用してもらい、有用性に関するヒアリングを行った。その結果、「文字では表現しにくい、処置介助時のポイントの共有に役立つ」「ケアのコツを紹介することに使えそう」などといった意見が得られた。また、今後の検討課題として、動画時間の長さ、動画のトリミング機能の実装などの意見が得られた。
【結論】診療業務の情報共有にショート動画を用いることの有用性を確認することができた。
