[4-J-2-02] 小さな池の大魚効果と励ます言葉の掲示を利用した生活習慣改善維持のための手法
Psychological effects, lifestyle-related diseases, continuity, behavior change
【目的】
生活習慣病には「七大疾病」が含まれ,死の危険性もあることから重大な病気として扱われている.しかし,生活習慣の改善は継続が難しいことから,患者は年々増加している.本研究では,この問題を解決するため,生活習慣改善に対するモチベーションを向上させ,継続に繋げるシステムを考案し,生活習慣病の予防を図る.
【方法】
本研究では,チャットボットを利用したシステムを開発した.まず,「小さな池の大魚効果」という効果を利用し,周りのレベルが低く見えるランキングの表示を行い,自己効力感の向上を目指した.また,「努力を褒める言葉」を毎日利用者に掲示することで,更なる自己効力感の増加を図った.そして,これらの効果に関して継続へどれだけ影響を与えるか調査するため,2週間のシステム利用による実験を行った.
【結果】
ランキングの表示に関しては,「自分の順位が高いことがモチベーションに繋がった」という意見があり,少数ではあるが効果が見られた.
褒める言葉の掲示に関しては,利用者にポジティブな印象を与えることができていたが,言葉が機械的だと感じた人が多かった.
全体の継続率を見ると,1週間後の継続率より2週間後の継続率の方が低くなっており,生活習慣の改善を継続的に行った人は少なかった.
【考察・結論】
継続率の低下は,褒める言葉が機械的であった点と継続を促すための要素が十分でなかったことが原因であると考えられる.今後は,小さな池の大魚効果と褒める言葉の好影響を伸ばしつつ,新たな要素の導入とシステムの改良を行っていく.
【倫理的配慮】
本研究の参加者には,研究⽬的と⽅法,参加は⾃由意志で拒否による不利益はないことを理解してもらうため,⽂書と⼝頭で説明を行い,書面で同意を得た.また,和歌山大学の倫理規程おいては,「通常の診療を超える医療行為」の場合には申請が必要であるが,本研究では該当しないと判断して,申請していない.さらに,今後詳細を書くために再実験する.その際に倫理審査を申請する.
生活習慣病には「七大疾病」が含まれ,死の危険性もあることから重大な病気として扱われている.しかし,生活習慣の改善は継続が難しいことから,患者は年々増加している.本研究では,この問題を解決するため,生活習慣改善に対するモチベーションを向上させ,継続に繋げるシステムを考案し,生活習慣病の予防を図る.
【方法】
本研究では,チャットボットを利用したシステムを開発した.まず,「小さな池の大魚効果」という効果を利用し,周りのレベルが低く見えるランキングの表示を行い,自己効力感の向上を目指した.また,「努力を褒める言葉」を毎日利用者に掲示することで,更なる自己効力感の増加を図った.そして,これらの効果に関して継続へどれだけ影響を与えるか調査するため,2週間のシステム利用による実験を行った.
【結果】
ランキングの表示に関しては,「自分の順位が高いことがモチベーションに繋がった」という意見があり,少数ではあるが効果が見られた.
褒める言葉の掲示に関しては,利用者にポジティブな印象を与えることができていたが,言葉が機械的だと感じた人が多かった.
全体の継続率を見ると,1週間後の継続率より2週間後の継続率の方が低くなっており,生活習慣の改善を継続的に行った人は少なかった.
【考察・結論】
継続率の低下は,褒める言葉が機械的であった点と継続を促すための要素が十分でなかったことが原因であると考えられる.今後は,小さな池の大魚効果と褒める言葉の好影響を伸ばしつつ,新たな要素の導入とシステムの改良を行っていく.
【倫理的配慮】
本研究の参加者には,研究⽬的と⽅法,参加は⾃由意志で拒否による不利益はないことを理解してもらうため,⽂書と⼝頭で説明を行い,書面で同意を得た.また,和歌山大学の倫理規程おいては,「通常の診療を超える医療行為」の場合には申請が必要であるが,本研究では該当しないと判断して,申請していない.さらに,今後詳細を書くために再実験する.その際に倫理審査を申請する.
