一般社団法人 日本医療情報学会

[LS14-02] 長崎大学におけるデジタルソリューション活用事例

*近藤 英明1 (1. 長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科総合診療学分野)

 長崎大学病院では陽圧呼吸療法実施中の患者さんの治療データモニタリングに、フィリップスの遠隔モニタリングシステムCare Orchestrator をはじめとするモニタリングシステムを使用してい
ます。Care Orchestrator では、医療機関で装置登録ができるため,外来診療だけでなく入院中の急性期医療においても、導入初日からモニタリングが可能です。また、モデム経由で機器の処方変更する遠隔処方変更機能により、問題時の速やかな対応が可能です。オンライン診療・疾患管理システムYaDoc を介したモニタリングを併用することにより、より細やかな対応が実現しています。患者さんを御紹介頂いた際や逆紹介後の経過観察には、Care Orchestrator 内のケアチームに各医療機関を登録することで、円滑な医療連携を実現しています。本講演では、導入時のAI によるマスク選定から導入後の医療連携まで、当方の取り組みを御紹介します。