JpGU-AGU Joint Meeting 2017

講演情報

[EE] ポスター発表

セッション記号 P (宇宙惑星科学) » P-PS 惑星科学

[P-PS02] [EE] Small Bodies: Exploration of the Asteroid Belt and the Solar System at Large

2017年5月22日(月) 15:30 〜 17:00 ポスター会場 (国際展示場 7ホール)

コンビーナ:eleonora ammannito(University of California Los Angeles)、中本 泰史(東京工業大学)、安部 正真(宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所)、Christopher T Russell(University of California Los Angeles)、渡邊 誠一郎(名古屋大学大学院環境学研究科地球環境科学専攻)

[PPS02-P22] HEAT: Image and database browser for the thermal imager on Hayabusa2

遠藤 憲1大楽 貴幸1、*須古 健太郎1高橋 翔1出村 裕英1小川 佳子1荒井 武彦2福原 哲哉3岡田 達明4田中 智4 (1.公立大学法人会津大学、2.国立環境研究所、3.立教大学、4.宇宙科学研究所)

キーワード:Hayabusa2, TIR, HEAT, Calibration, Software, Database

はやぶさ2は小惑星162173リュウグウへ向けたサンプルリターンミッションであり、到着は2018年を予定している。搭載されている中間赤外カメラ(TIR)は着陸ならびに試料採取地点の選定、小惑星表面の熱特性の知見を得る。そのTIRの画像データベースとブラウザが複合したHEAT:Hayabusa2 Exploration Assistant for TIRを開発したので報告する。HEATは可視化、較正、解析の3つのユースケースを持つ。較正において、回帰式に基づく温度変換と、地上試験データに基づいて直接温度変換する方法の2通りを実装した。TIRのデータ解析は以下の手順で行われ、それらのほぼ全てで活用できる。1 解析するTIR画像のメタデータを収集する。2形状モデルの指定された経度域についてローカルタイムを得る。3 表面温度の時系列変化と個々のTIR撮像画像及びローカルタイムを対応づける。4 そのプロファイルをもとに局所的な熱慣性を見積もる。5 小惑星形状モデルと対応付けられた熱モデルを得る。