2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.6 ナノバイオテクノロジー

[16p-Z21-1~15] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2021年3月16日(火) 13:30 〜 17:45 Z21 (Z21)

手老 龍吾(豊橋技科大)、三宅 丈雄(早大)、田中 あや(NTT物性基礎研)

15:15 〜 15:30

[16p-Z21-7] リポソームセンシングにおけるNaCl添加によるパーキンソン病原因物質αシヌクレイン凝集体検出感度向上

〇(B)紙谷 虎太郎1、小林 亮子1、澤村 正典2、山門 穂高2、野田 実1 (1.京工繊大、2.京都大医)

キーワード:バイオセンサ、αシヌクレイン、QCM

パーキンソン病の原因物質であるαシヌクレイン(αSyn)は単量体から重合体へと凝集,線維伸長することで病原性を獲得するため,極微量のαSyn重合体の検出は同病の早期診断に極めて有効である。最近NaClがαSyn単量体の凝集を促進させる報告があるが、本研究では従来のPBS溶液からNaCl溶液をバッファとしてαSynの凝集過程をより高感度に検出できるかリポソームセンシング分子固定化QCMで検討した。