2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

2 放射線 » 2.2 検出器開発

[16p-Z28-1~21] 2.2 検出器開発

2021年3月16日(火) 13:30 〜 19:15 Z28 (Z28)

黒澤 俊介(東北大)、島添 健次(東大)、小野寺 敏幸(東北工大)

14:30 〜 14:45

[16p-Z28-5] 臭化タリウム検出器を用いたBNCT基礎研究のための小動物用PG-SPECT装置の開発

中村 泰基1、人見 啓太朗2、野上 光博2、渡辺 賢一3、高田 卓志4、櫻井 良憲4、田中 浩基4 (1.京大工、2.東北大工、3.名大工、4.京大複合研)

キーワード:TlBr半導体検出器、ホウ素中性子捕捉療法

BNCTの更なる普及のためには、基礎研究として新規ホウ素薬剤の開発が重要である。本研究では腫瘍を移植したマウスに数10 ppmの10Bを含むホウ素薬剤を投与後、熱中性子照射によって発生する478 keV即発ガンマ線(Prompt Gamma ray:PG)を測定することで、リアルタイムに10B動態評価可能なPG-SPECT装置の開発を試みている。本発表では、TlBr検出器の適応を検討し、エネルギー分解能評価、478 keV PG計数率と10B濃度の関係、そしてコリメータ等の設計結果について報告する。