2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

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CS コードシェアセッション » 【CS.3】 3.11 フォトニック構造・現象、3.12 ナノ領域光科学・近接場光学のコードシェアセッション

[17a-Z05-1~11] CS.3 3.11 フォトニック構造・現象、3.12 ナノ領域光科学・近接場光学のコードシェアセッション

2021年3月17日(水) 09:00 〜 12:00 Z05 (Z05)

梶川 浩太郎(東工大)、デ・ゾイサ メーナカ(京大)

11:30 〜 11:45

[17a-Z05-10] 二次元フォトニック構造による高効率プラズモン変換と光触媒応用

〇(M2)付 威1、山下 大之2、藤森 利彦2、小野木 伯薫2、胡 凱龍1、赤田 圭史1、伊藤 良一1、藤田 淳一1 (1.筑波大数理、2.住友電工)

キーワード:表面プラズモン、光触媒

光触媒の代表的な例として酸化チタン (TiO2)がある。酸化チタンのエネルギーギャップは3.2 eVで385 nm(紫外領域)に相当する。つまり、太陽光は赤外から紫外の幅広いスペクトルを持つが、その一部しか利用できていないことになる。光触媒効率の向上のためには、赤外領域光の2光子吸収を用いる方法が有効である。金属の周期構造により、赤外から可視領域の光を金属表面でプラズモン変換し、集光構造によって中心部位で集光させれば、非常に強い局在した光を形成することができる。我々はこの局在光を用いて、2光子吸収効率が向上されることを実証した。