2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[17p-Z14-1~9] 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

2021年3月17日(水) 13:00 〜 15:30 Z14 (Z14)

岡本 晃一(大阪府立大)、久保 若奈(農工大)

15:00 〜 15:15

[17p-Z14-8] ドレスト光子による誘導放出を利用した波長1.3~1.9μm帯の非冷却型Si受光素子

門脇 拓也1、川添 忠1、大津 元一2、佐野 雅彦1、向井 孝志1 (1.日亜化学、2.ドレスト光子研究起点)

キーワード:ドレスト光子、シリコン、受光素子

ドレスト光子(DP)技術によりSi結晶を用いた非冷却型の赤外受光素子を作製した。この素子では入射光により生成されたDPが励起したコヒーレントフォノンを介して電子がバンド間励起されるため、バンドギャップエネルギーで決まるλc以上の長波の光にも感度を持つ。特に波長1.9 μmでの感度は室温で2×10-3 A/Wであり中赤外領域でも非常に高い感度を持つ可能性を示した。