2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[18p-P05-1~30] 2 放射線(ポスター)

2021年3月18日(木) 15:00 〜 15:50 P05 (ポスター)

15:00 〜 15:50

[18p-P05-6] Er, Tm, Y, Luを共添加したNd添加フッ化バリウムのVUVシンチレーション特性

河口 範明1、中内 大介1、加藤 匠1、柳田 健之1 (1.奈良先端)

キーワード:シンチレーター、真空紫外、フッ化物

大面積かつ安価な放射線検出器の作製が容易な比例計数管をガンマ線検出にも適用するため、1980年代後半から1990年代にかけて、真空紫外(VUV)光に感度を有するテトラキス-ジメチル-アミノエチレン(TMAE)等の有機物系ガスを充填した比例計数管と、VUV領域の波長で発光するシンチレーター(VUVシンチレーター)を組み合わせた検出器が提案された。しかしながら、当時VUVシンチレーターの本命として研究されたNd添加LaF3は、極めて短いシンチレーション減衰時定数を有する反面、BGOやNaI:Tlのような可視光発光シンチレーターと比べて発光量が大幅に低く、実用化に向けて発光量の向上を目指した基礎検討が必要な状況である。本発表では、Er, Tm, Y, Luを共添加したNd添加BaF2サンプルのVUVシンチレーション強度について報告する。