2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[18p-Z21-1~14] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2021年3月18日(木) 13:30 〜 17:30 Z21 (Z21)

渡辺 信嗣(金沢大)、大嶋 梓(NTT物性基礎研)、星野 隆行(弘前大)

16:45 〜 17:00

[18p-Z21-12] フラグメント分子軌道計算を用いたSARS-CoV-2スパイクタンパク質内部の相互作用解析

秋澤 和輝1、畑田 崚1、奥脇 弘次1、望月 祐志1,2、古明地 勇人3 (1.立教大理、2.東大生研、3.産総研)

キーワード:スパイクタンパク質、フラグメント分子軌道法、フラグメント間相互作用エネルギー

本研究では新型コロナウイルス感染症の原因ウイルスであるSARS-CoV-2のSpikeタンパク質についてFMO計算を行いました。解析では、複数の抗体が結合した大型の系に対して中央ヘリックス(CH)やRBD周りの部分も含めた詳細な残基間相互作用に注目しました。その結果、「構造の柱」となる結合とclosed-openの構造変化に関係する結合を見出しました。当日はこれらの詳細についてご報告します。