2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.7 医用工学・バイオチップ

[18p-Z22-1~15] 12.7 医用工学・バイオチップ

2021年3月18日(木) 13:30 〜 17:45 Z22 (Z22)

田中 徹(東北大)、横田 知之(東大)、横式 康史(東工大)

13:45 〜 14:00

[18p-Z22-2] マウス側頭皮質に設置可能な脳波記録電極シートの検討

多田 修斗1、岩永 功佑1、瀬戸川 将2、大川 宜昭2、関口 寛人1,3 (1.豊技大、2.獨協医科大、3.JSTさきがけ)

キーワード:皮質脳波、神経電極

マウスの側頭皮質へと記録シートを設置するため、大脳皮質と頭蓋骨の隙間に滑り込ませるための硬い領域と密着性を確保するための柔らかい電極領域をもつ電極シートを提案した。密着に関連する曲げ剛性と吸着エネルギーは電極シートの膜厚で制御できることが確認されたため、この結果を用いて膜厚13 μm のパリレン電極シートを試作した。全てのチャンネルからシグナルの取得ができ、自発行動中の皮質脳波が観察できることが示された。