2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.10 光量子物理・技術

[19a-Z03-1~9] 3.10 光量子物理・技術

2021年3月19日(金) 09:15 〜 11:45 Z03 (Z03)

堀切 智之(横国大)

11:00 〜 11:15

[19a-Z03-7] 同時下方変換による赤外量子もつれ光子対の広帯域発生

〇(M2)北條 真之1、田中 耕一郎1 (1.京大理学)

キーワード:自発パラメトリック下方変換、広帯域赤外光源、もつれ光子対

いくつかの周期分極結晶を用いた自発パラメトリック下方変換(SPDC)において、適切なポンプ光では2組の光子対を同時に発生する解が存在することを明らかにした。位相整合条件の計算により、ほとんど同軸な過程で2~5 µmの広い赤外帯域を有するSPDCアイドラー光の発生が可能であるとわかった。さらに、638 nmのポンプ光波長を用いた実験により、720~780 nm のシグナル光(3.5~5.6 µmのアイドラー光に対応)が発生していることを実証した。