2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[17p-Z13-1~8] 1.6 超音波

2021年3月17日(水) 13:30 〜 15:45 Z13 (Z13)

垣尾 省司(山梨大)、近藤 淳(静大)

15:15 〜 15:30

[17p-Z13-7] ボールSAWガスクロマトグラフによる日本酒の香気成分分析

赤尾 慎吾1、岩谷 隆光1、岡野 達広1、竹田 宣生1、塚原 祐輔1、大泉 透1、福士 秀幸1、田中 智樹1、菅原 真希1、辻 俊宏2,1、平岡 領子1、武田 昭信1、山中 一司1,2 (1.ボールウェーブ、2.東北大工)

キーワード:ボールSAWセンサ、弾性表面波、ガスクロマトグラフ

多種類の揮発性有機化合物(VOC)の現場分析には多様なニーズがある。例えば、工場等での作業従事者の安全のため雰囲気ガスのモニタリング、食品の生産や流通における香気成分分析による品質管理などが期待できる。多種類ガス分析には、ガスクロマトグラフ(GC)が有効であるが、一般的にGCは大型で現場での適用が難しい。
これに対して、我々は球状素子の多重周回する弾性表面波(SAW)を利用したボールSAWセンサを適用した、可搬型のボールSAW GCを開発してきた。さらに、試料ガスを吸着剤に捕集して注入する濃縮器を加えることで、ppbvレベルのVOCの測定を可能とした。
本研究は、醸造飲料である日本酒の香気成分を可搬型のボールSAW GCを用いて分析した。