[18a-Z06-1~11] 3.6 超高速・高強度レーザー

△ [18a-Z06-2] 固体からの高調波発生における回転ドップラーシフトの観測

〇小松原 航¹、小西 邦昭¹、湯本 潤司¹、五神 真¹ (1.東大院理)

キーワード：高調波発生、固体、回転ドップラーシフト

円偏光励起による固体からの高調波発生では、電場のスピン角運動量(Spin Angular Momentum, SAM)と物質の角運動量の保存則から理解できる。この際に、物質は電場のSAMを受け取るが、励起されずに基底状態のままトルクとして受け取る。この過程は物質の対称性が悪い場合2つ生じることが予想されているが、これまで観測されていなかった。今回、電場と物質のSAMの交換過程が2つあることを回転ドップラーシフトを観測することによって初めて実証した。