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[18a-Z12-11] transXend 検出器を用いたエネルギー分解CTにおける電流値内挿法
キーワード:transXend検出器、エネルギー分解CT、実効原子番号推定
当研究室で開発したtransXend 検出器はスペクトルを数種に変化させたX線を被検体に複数照射して電流測定を行い、計算によって被検体の線減弱係数を取得する検出器であり、エネルギー分解CT (ER-CT)を行うことができる。しかし、transXend 検出器を用いてER-CTを行うためには、入射X線スペクトルを測定電流値に関係づける応答関数を求める必要がある。病院のCT装置を用いてtransXend 検出器とするにはX線線検出器の母材の正確な組成、厚さが必要であり難しい。本研究では応答関数を必要としない手法を提案し、実験によりその性能を評価した。