[19p-Z26-1~10] 13.8 光物性・発光デバイス

[19p-Z26-9] 高輝度化を可能とする分散型ＥＬペーパーデバイスの実現

〇渡部 陸矢¹、竹田 直樹¹、春谷 慶太朗²、高橋 宏輔²、上谷 幸治郎²、常安 翔太¹、佐藤 利文¹ (1.東京工芸大工、2.阪大院工)

キーワード：分散型EL、セルロースナノファイバー、ペーパーエレクトロニクス

分散型Electroluminescence(EL)は、印刷プロセスのみで作製可能な平面発光素子である。従来の紙基板を使った分散型ELでは、その基板の透過率の低さから、発光の取り出し効率の改善が必要であった。この問題を解決するために、我々は、優れた透過率を有するcellulose nanopaper(CNP)に着目し、ボトムエミッション構造の分散型ELを設計した。CNP基板の導入により分散型ELの高輝度化が実現できることが明らかとなった。