2022年秋の大会

講演情報

一般セッション

VI. 核融合工学 » 601-3 トリチウム工学(燃料回収・精製,計測,同位体効果,安全取扱い)

[1H06-10] トリチウム

2022年9月7日(水) 14:45 〜 16:10 H会場 (E1棟3F 33番教室)

座長:大矢 恭久(静岡大)

15:00 〜 15:15

[1H07] トリチウム水を含む土壌で栽培したコマツナへのトリチウム蓄積

*片山 一成1、Portuphy Michael1、和田 優太郎1、浅尾 寛太1、大宅 諒1 (1. 九大)

キーワード:トリチウム、植物、土壌、有機結合型トリチウム

核融合炉の実現に向けて、トリチウムの環境への影響を理解することは重要である。万が一、事故等により核融合炉から周辺環境へトリチウム水が漏洩した場合、土壌から植物へとトリチウムが移行すると想定される。植物内に移行したトリチウムの一部は組織と結合した有機結合型トリチウム(OBT)として長く存在する可能性がある。本研究では実験室内で植物が生育可能な密閉空間を構築し、食用植物であるコマツナを用いてトリチウムの移行実験を実施している。トリチウム水を含有する土壌で成育したコマツナの葉や茎を採取し、乾燥・燃焼することで蓄積したトリチウム量の測定を行った。