コンクリート工学年次大会 2014(高松)

実行委員長の挨拶

JCI年次大会(高松)へのお誘い

コンクリート工学年次大会2014(高松) 

~おもてなしとコンクリート~

実行委員長 島 弘(高知工科大学教授)

 第36回コンクリート工学年次大会は「おもてなしとコンクリート」をキャッチフレーズとして,7月9日(水)~11日(金)の3日間,高松市で開催いたします。 四国ではちょうど10年前に高知でキャッチフレーズを坂本龍馬にちなんで「コンクリート維新」として開催し,多くの方々にご参加いただき,有難うございました。 さて,今年は弘法大師が四国八十八ケ所霊場を開創して1200年となる記念の年です。 実行委員会では,お遍路さんを接待する文化のようにおもてなしの心で多くの方々をお迎えできるようにしようとこのキャッチフレーズに決めて, 昨年7月の名古屋大会閉会式で発表させていただきました。

 本大会の開催場所は高松市の「サンポート高松」です。JR高松駅の前にあり,大変に便利なところです。懇親会も会場に隣接するJRホテルクレメント高松で行います。     コンクリート工学講演会では613件の論文・報告が予定され,コンクリートに関する新たな知見が公表されるとともに, それに対する活発な意見交換を期待しています。コンクリートテクノプラザでは,57社の新技術の展示・解説に加えて,技術紹介セッションで最新技術の紹介が行われます。 生コンセミナーでは,「どんな!? 四国の生コン」をキャッチフレーズに四国の生コンの現状と将来をテーマとした発表とパネルディスカッションが行われます。 特別講演会ではJCI作品賞受賞者による講演と,「「技術」と「熱意」が生んだ三次元自由曲面コンクリートシェルの実現~コンクリートが生んだ魅惑の空間 豊島美術館~」と題して鹿島建設(株)の大上光春氏に, そして「タイにおける石炭灰の状況と利用のためのトータルマネジメント」と題して タイ・タマサート大学ソムヌック・タングテルムシリクル教授から講演を頂く予定です。見学会は,午前中に瀬戸大橋を巡り,帰路に丸亀で讃岐うどんを食する「瀬戸大橋コース」, まるで中世ヨーロッパの古城を思わせる威容と風格がある日本で唯一の石積み式5連マルチプルアーチダム見学とうどん打ちも体験できる「豊稔池コース」, 瀬戸内海に浮かぶ直島にある安藤忠雄氏が設計し,作品と展示空間が一体となって建物全体が強大な芸術作品といわれる地中美術館を見学する「直島コース」の3つのコースを計画しています。 この機会に是非ご見学頂ければと思います。

 以上のような企画で,高松大会が催されます。美味しい瀬戸内海の魚と本場の讃岐うどんのご賞味を兼ねて,多数の皆様にご参加を頂きますよう,心よりお待ち申し上げております。