日本地球惑星科学連合2019年大会

講演情報

[E] ポスター発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-AS 大気科学・気象学・大気環境

[A-AS01] 高性能スーパーコンピュータを用いた最新の大気科学

2019年5月29日(水) 17:15 〜 18:30 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 8ホール)

コンビーナ:瀬古 弘(気象研究所)、三好 建正(理化学研究所)、小玉 知央(独立行政法人海洋研究開発機構)、滝川 雅之(独立行政法人海洋研究開発機構)

[AAS01-P07] 水文土石流モデルの広域予報および精度向上のために

*山敷 庸亮1大泉 伝2ブルノ リベイロ1黒木 龍介1 (1.京都大学大学院総合生存学館、2.海洋研究開発機構)

キーワード:土石流、再現計算

水文土石流モデル(Hydro Debris 2D)を用いて、2014年、2018年の広島土石流災害への適用を行なった。広域予報と、限定された領域への再現計算には、様々な違いがあるが、本試みでは、両者をできるだけ統一的に処理し、実際に大きな被害をもたらす事象に対する適切な解析を行うことを目標としている。2018年広島災害において地質情報を入れることにより再現精度の向上が見られた。このようなアルゴリズムを用いた地質情報を元にした高解像度豪雨予測モデルをインプットとした予測モジュールの作成は、斜面災害の早期警戒に貢献すると考えられる。