日本地球惑星科学連合2019年大会

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 O (パブリック) » パブリック

[O-03] 高校生によるポスター発表

2019年5月26日(日) 13:45 〜 15:15 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 8ホール)

コンビーナ:原 辰彦(建築研究所国際地震工学センター)、道林 克禎(名古屋大学大学院環境学研究科地球環境科学専攻地質・地球生物学講座岩石鉱物学研究室)、久利 美和(東北大学災害科学国際研究所)、山田 耕(早稲田大学政治経済学術院)

13:45 〜 15:15

[O03-P27] 柱状節理の断面の形状と溶岩の粘性との関係

*高倉 幹太1 (1.海城中学高等学校)

キーワード:柱状節理、火山、地形

柱状節理とは、火山が噴火し流れ出た溶岩流が大気によって冷却されるときに体積収縮を起こすことで形成される地形です。

柱状節理の断面は基本的に6角形をとるということが知られていますが実際の柱状節理は6角形以外にも5、7角形などをとることが多くあります。私達海城中学地学部ではいびつな形を取る原因は溶岩流の粘性と関わりがあるのではないかという仮説を立て実験から仮説を証明しようと試みました。また、溶岩流の性質と断面の形の関係を見出すこともできるのではないかと考えました。

以上のことを調べるために、一度片栗粉を水に溶かしてから水分を蒸発させることで片栗粉の体積を収縮させ、柱状節理が形成されるプロセスと同じプロセスで作られた「柱状節理」を再現し実験を行うことで研究を 行いました。また、溶岩の粘性の違いを再現するために水と片栗粉の重量比を変化させて実験を行いました。