函館大会(第51回石油・石油化学討論会)

講演情報

C1化学

[2D20-23] C1化学(3)

2021年11月12日(金) 16:15 〜 17:15 D会場 (函館アリーナ 武道館C)

座長:崔 準哲((国研)産業技術総合研究所)

17:00 〜 17:15

[2D23] 還元型モリブデン酸化物を用いたプラズモン誘起逆水性ガスシフト反応

○楠 和樹1、桑原 泰隆1,2,3、山下 弘巳1,2 (1. 大阪大学大学院工学研究科マテリアル生産科学専攻、2. 京都大学触媒・電池元素戦略研究拠点、3. JSTさきがけ)

水素還元処理により欠陥が多数導入された還元型モリブデン酸化物は、可視光域から近赤外光域にかけてプラズモン由来の光吸収を示す。本研究では、Pt担持還元型モリブデン酸化物を用いて、低温(~200 ℃)、常圧水素下で逆水性ガスシフト反応を行った。暗所下ではCOが主生成物として生成し、可視光照射下では、さらに触媒活性が向上することを見出した。各種キャラクタゼーションにより、反応機構や光吸収が及ぼす影響について検討した。

キーワード:reverse water gas shift reaction, reduced molybdenum oxide, surface plasmon resonance