2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

17 ナノカーボン » 17.2 グラフェン

[16a-Z31-1~11] 17.2 グラフェン

2021年3月16日(火) 09:00 〜 12:00 Z31 (Z31)

日比野 浩樹(関西学院大)

10:00 〜 10:15

[16a-Z31-5] THz-TDS透過測定を用いた電気回路モデルによるグラフェンの電気特性評価

〇(M1)鈴木 拓輝1、藤井 高志1,2、毛利 真一郎1、岩本 敏志2、上田 悠貴3、成塚 重弥3、中嶋 誠4、荒木 努1 (1.立命館大理工、2.PNP、3.名城大学理工、4.阪大レーザー研)

キーワード:グラフェン、テラヘルツ、時間領域分光法

我々は、THz時間領域分光法を用いたグラフェンの解析手法の適用を目指している。これまで、グラフェンを厚み0.3nmの3次元構造と考えて光学的な解析を行ってきた。しかし、このモデルでは厚みの変化や、グラフェンの有効質量が電気特性に誤差を生む問題があった。そこで、グラフェンをインピーダンスZgをもつ無限小厚さの薄膜として扱う電気回路モデルで、厚さと有効質量に依存しない解析を行った。