2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

9 応用物性 » 9.4 熱電変換

[17p-Z17-1~19] 9.4 熱電変換

2021年3月17日(水) 13:30 〜 18:45 Z17 (Z17)

村田 正行(産総研)、宮﨑 讓(東北大)、宮田 全展(北陸先端大)

15:15 〜 15:30

[17p-Z17-7] 複合材料効果を利用したAg2-xCuxS2熱電材料の高性能化

〇(B)村瀬 公希1、金 柯怜1、松波 雅治1、竹内 恒博1 (1.豊田工大)

キーワード:カルコゲナイド、複合材料

広い温度範囲で高い熱電性能を示す熱電材料開発を目的とし、Ag2Sを構成要素とする複合材料効果の開発に取り組んだ。昇温に伴う絶縁相から金属相への相変態を利用して、材料内に低温相と高温相を共存させることで、比較的広い温度範囲で、大きなZTが得られると考えた。また、Cuによる元素の部分置換により相変態温度と動作温度を制御できると予想した。結果として大きなZT(>20)が得られる温度領域を40 K程度にまで広げることに成功した。