2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

11 超伝導 » 11.1 基礎物性

[17p-Z20-1~13] 11.1 基礎物性

2021年3月17日(水) 13:30 〜 17:00 Z20 (Z20)

長尾 雅則(山梨大)、石田 茂之(産総研)、岡田 達典(東北大)

15:30 〜 15:45

[17p-Z20-8] [講演奨励賞受賞記念講演] 高速磁気光学イメージングによる
パルス電流駆動力下の磁束量子ダイナミクスの観測

黒川 穂高1、木下 雄斗2、鍋島 冬樹1、徳永 将史2、前田 京剛1 (1.東大総合文化、2.東大物性研)

キーワード:超伝導、磁束量子、磁気光学イメージング

最先端の応用/基礎物理の場でますます重要性を増している超伝導素子の動作をより正確に理解するためには,電流や磁場をスイープした際の動的な磁束密度分布の変化を観測することが重要だと考えられる.そこで今回我々は,NbN薄膜にパルス電流を印加した際の磁束密度分布の変化を,高速磁気光学イメージングを用いて観測した.複数の初期状態について電流による磁束密度の変化を測定した結果,磁束の侵入/脱出にはsurface barrierがきいていることを明らかにした.