[19a-Z32-1~10] 23.1 合同セッションN「インフォマティクス応用」

△ [19a-Z32-1] 多重ピークを基底関数とした多元素XPSスペクトル解析に向けたベイズ推定

〇町田 惇¹、永田 賢二²、村上 諒³、篠塚 寛志²、庄野 逸³、吉川 英樹²、岡田 真人^1,2 (1.東大、2.NIMS、3.電通大)

キーワード：データ駆動科学、ベイズ統計

XPSは物質の表面分析で広く使われている測定手法であるが，その分析では，操作者の恣意性が分析結果に含まれるという問題がある．本研究では新たに交換モンテカルロによるベイズスペクトル分解手法を提案し，人工データに対して実験をおこなった．この手法により，モデルパラメータの事後分布が得られるので，未知試料の正しい推定ができるだけでなく，推定値の信頼区間も議論できるようになる．