2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[19a-Z33-1~12] 21.1 合同セッションK 「ワイドギャップ酸化物半導体材料・デバイス」

2021年3月19日(金) 09:00 〜 12:15 Z33 (Z33)

宇野 和行(和歌山大)、大島 祐一(物材機構)

10:15 〜 10:30

[19a-Z33-6] (001)β-Ga2O3上に形成した原子層堆積Al2O3に対する成膜後熱処理効果

平岩 篤1,4、堀川 清貴2、川原田 洋1,2,3、加渡 幹尚5、旦野 克典5 (1.早大ナノ・ライフ、2.早大理工、3.早大材研、4.名大未来研、5.トヨタ自動車)

キーワード:Al2O3、原子層堆積、アニール

(001)β-Ga2O3上に形成した原子層堆積Al2O3膜に成膜後アニール(PDA)を行うとバイアス安定性が低下し、PDA温度変化に伴う変化も単調でない。これらは、PDA温度とともにバイアス安定性が単調に向上するGaN上形成膜と対照的である。リーク電流はPDAによる結晶化とともに急激に減少するが、その閾値温度はGaN上より約100ºC低い。この電流減少が主にエネルギー障壁の増加に起因することを空間電荷制限電界放出モデルを用いた解析により明らかにした。