令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 地震工学(構造物の耐震、地震応答解析、強震動予測、地盤振動、地盤液状化、断層変位、災害調査)

ネットワーク防災

座長:酒井 久和(法政大学)

[CS10-73] 近接観測点情報を用いた地震時列車運転規制に対する空間補間推定地震動の適用性評価

〇森脇 美沙1、岩田 直泰1、野田 俊太1、山本 俊六1 (1.公益財団法人鉄道総合技術研究所)

キーワード:地震時列車運転規制、早期運転再開、空間補間、面的地震動、推定誤差

空間補間による地震動推定誤差と現行の地震時列車運転規制の地震動取扱誤差との比較により,地震時列車運転規制への空間補間推定地震動の適用性を評価した.地震動推定誤差は,K-NET観測値を用いた空間補間によるKiK-net位置の推定地震動とKiK-net観測値の比較により把握した.地震動取扱誤差は,地震計の受け持ち区間内の地震動をK-NET観測値で一律として近接するKiK-net観測値と比較し,離隔距離との関係の整理により把握した.今回のデータセットでは離隔距離が8km以上では空間補間地震動の方が高精度に地震動を把握でき,より適正に規制を実施し運転再開までの時間が短縮できる可能性があるとわかった.

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