令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 原子力施設に係わる土木技術

地盤変状(液状化,断層変位)

座長:中村 晋(日本大学)

[CS11-16] 広域・詳細2段階のFEMによる2008年岩手・宮城内陸地震の断層変位解析

〇澤田 昌孝1、羽場 一基2、藤田 航平3、市村 強3、堀 宗朗4 (1.一般財団法人電力中央研究所、2.大成建設株式会社、3.東京大学、4.海洋研究開発機構)

キーワード:断層変位、高性能計算、並列計算、重畳、地震動

大きな内陸地震が発生した際、地震動だけでなく地表に生じる断層変位によって構造物が被害受ける場合がある。ただし、断層変位の影響を受ける構造物は強い地震動も同時に受けると考えられる。このような断層変位と地震動の重畳について検討するための高性能計算による数値解析手法を提案した。震源断層全体を含む広域を対象とした有限要素法(FEM)により、構造物周辺の詳細な地盤・断層のFEMモデルの境界条件を設定し、断層変位および地震動を解として得る手法である。その試解析として、2008年岩手・宮城内陸地震を対象とした準静的な断層変位解析を実施し、得られた地表断層変位は観測結果と概ね一致した。

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