構造物

[CS11-24] 洪積粘性土層を対象とした高圧噴射撹拌工（JETCRETE 工）の試験施工実績

〇磯 秀幸¹、上田 哲也¹、山口 鎮雄¹、藤崎 勝利¹、大曽根 健太²、粟野 信哉²、松尾 悌²、田中 誠治³、羽場 裕晃³ (1.鹿島建設株式会社、2.日本原子力発電株式会社、3.ケミカルグラウト株式会社)

キーワード：地盤改良、高圧噴射撹拌工、試験施工、洪積粘性土層、弾性波速度検層、一軸圧縮試験

発電所施設において高圧噴射攪拌工法による地盤改良（JETCRETE工法）を実施する計画がある．上記工法は，比較的深い位置に分布する砂層や砂礫層の改良を目的とするのが一般的であるが，今回はN値10以上の洪積粘性土も改良が必要となった．そのため，施工仕様を設定することを目的として，洪積粘性土を対象とした試験施工を実施した．要求仕様は，せん断波速度V_s≧500m/sおよび一軸圧縮強度q_u≧1.5N/mm²である.試験項目として，コア採取,弾性波速度検層およびコア供試体の一軸圧縮試験を実施した結果，試験施工の施工仕様で、改良径φ4.5mの改良が可能と判断した．