新設および大規模改修時における橋梁計画(1)

[CS3-04] 実橋での鋼床版補強構造の適用と応力計測による疲労耐久性の検証

〇一ノ瀬 ルイザ伯子¹、寺西 陽一郎²、坂野 昌弘³ (1.日本非破壊検査工業会、2.国土交通省近畿地整　兵庫国道事務所、3.関西大学)

キーワード：鋼床版、Uリブ横リブ交差部、応力測定、疲労対策、TRS

鋼床版は，橋梁の大規模化に伴う死荷重低減の必要性と工期短縮の観点から有利とされ，多くの構造に適用されているが，近年，橋梁点検などで鋼床版の疲労き裂が多く確認されており，鋼床版の疲労耐久性の向上が課題となっている．本稿は，国土交通省近畿地方整備局に設置された「鋼床版の疲労耐久性向上に関する研究ＰＪ」の一環として，鋼床版のＵリブ横リブ交差部の疲労対策の効果を検証することを目的に，補強工事前後の応力計測を行い，その結果の比較検討を行った．実橋において動的載荷試験および供用荷重下での応力頻度測定により鋼床版のＵリブ横リブ交差部の補強の効果を検証した．