令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性

土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性(2)

座長:石田 仁(五洋建設)

[CS9-43] 位相差方式レーザスキャナを搭載したMMSによる層厚検出精度の基礎的研究

〇藤村 大輔1、山口  裕哉2、白石 宗一郎2、岡本 直樹2、岩上 弘明3、佐田 達典1、江守 央1 (1.日本大学、2.朝日航洋、3.ニコン・トリンブル)

キーワード:MMS、レーザスキャナ、位相差方式、層厚計測、計測精度

モービルマッピングシステム(以下,MMS)は道路周辺の3次元位置情報を効率的に取得可能なシステムである.今後は点検分野における活用が見込まれる.MMSに搭載されているレーザスキャナにはTOF方式と位相差方式があり,TOF方式は照射距離に応じて精度が劣化するなどの特性がある.そこで本研究では位相差方式レーザスキャナによるMMSの計測精度を把握し,将来の維持管理業務へ適応可能性について検証するため,層厚検出精度に関する実験を行った.直下水平における厚み算出結果では,位相差方式の較差の平均値は20km/h走行で0.31mmであり,-1.16mmであったTOF方式と比べて計測精度が良いことが示された.

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