令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

水圏の環境・生態系

座長:赤松 良久(山口大学)

[II-23] 流水域における環境DNA分析を用いたオオカナダモの検出及び生物量推定

〇児玉 貴央1、宮園 誠二1、赤松 良久1、中尾 遼平1、齋藤 稔1 (1.山口大学 創成科学研究科)

キーワード:オオカナダモ、環境DNA、外来生物、流水域、定量PCR

1級河川の江の川では,外来沈水植物のオオカナダモの異常繁茂が問題視されており,本種の適切な防除・管理手法の開発が求められる.本研究では,異なるサンプリング方法(目視・サーバーネット採集・採水)を用いて,江の川支流におけるオオカナダモの検出及び生物量推定に対する環境DNA分析の有効性について検討した.その結果,オオカナダモの検出率は採水による環境DNAサンプリングを行った場合が最も高いことが明らかとなった.また,目視による上流のオオカナダモ被度と採水の環境DNAフラックスの間に他のサンプリング同様,正の相関がみられたことから,オオカナダモの生物量推定に対する環境DNA分析の有効性が示唆された.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン