令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第IV部門

測量(1)

座長:羽柴 秀樹(日本大学)

[IV-19] 植生が繁茂した中小河川におけるUAV写真測量を用いた河道形状把握に関する一考察

〇那須野 新1、市川 健1、天谷 香織1、佐藤 慶治1 (1.株式会社復建技術コンサルタント)

キーワード:UAV写真測量、植生、中小河川、河道維持管理、河川地形、3次元形状復元技術(SfM)

自治体管理の中小河川では洪水氾濫が頻発し、適切な流下能力評価が求められている。その際、河道形状が必要となるが、財政事情から多くの中小河川では不足している。UAV写真測量はコスト的に優れるが、植生下の地表面を捉えにくい。著者らは撮影・点群処理方法を工夫し植生下の地表面を推定できることを証明しているが、その時の斜め写真の仕様は検証できていない。
本研究では、植生が繁茂した中小河川における流下断面積の把握に最適なUAVの斜め写真の仕様について考察した。
結果、垂直写真(高度50m)と高度40m、俯角70度の写真を使用した場合、最も精度が高く、植生の影響が多い河川は断面補正により誤差の改善が把握された。

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