令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第IV部門

測量(1)

座長:羽柴 秀樹(日本大学)

[IV-25] 干渉SARによる茨城県潮来市日の出地区の液状化被害域の抽出

〇木暮 聖1、桑原 祐史2 (1.茨城大学大学院理工学研究科都市システム工学専攻、2.茨城大学広域水圏環境科学教育研究センター)

キーワード:液状化、干渉SAR、コヒーレンス

災害発生時の迅速な被害把握を可能にする技術として衛星データを用いた干渉SARがある。本研究では茨城県潮来市日の出地区で発生した液状化を対象に干渉SARを適用し、どの程度詳細な観測が可能かについて評価を行った。液状化被害の把握に当たっては、土地の被覆変化を示すコヒーレンスの分析と地表変動量を推定する差分干渉SARの両手法を採用した。解析の結果、日の出地区の地表変動を面的に明らかにし、区内に位置する個々の建物の被害可能性を抽出することができた。また変動の傾向について土地の造成との関係を考察した。

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