令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第IV部門

測量(2)

座長:瀬戸 心太(長崎大学)

[IV-32] 全球堤防データを用いた高潮浸水被害域の特徴 -東京湾および伊勢湾に着目して-

〇豊田 慎伍1、桑原 祐史2 (1.茨城大学大学院理工学研究科都市システム工学専攻、2.茨城大学広域水圏環境科学教育研究センター)

キーワード:高潮浸水、全球堤防、地球温暖化

今後,気候変動に伴う海面上昇や強い低気圧の発生によって沿岸域の高潮浸水リスクが高まっている.適用費用の効率的な配分には堤防を抽出しその効果を把握することが必要であるがその研究はない.本研究では精度を確かめた上で,IPCCが発表した21世紀の間での海面上昇量と伊勢湾台風襲来時の検潮記録を基に,想定しうる最大規模の高潮について堤防の有無で浸水域の比較を行った.その結果,堤防を考慮することにより日本全域では最大規模の高潮に対して浸水域が1割程度縮小することがわかった.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン