令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

アルカリシリカ反応

座長:前島 拓(日本大学)

[V-184] ASR 膨張率の予測精度向上のための溶出試験方法の検討

〇澁井 雄斗1、吉田 夏樹1 (1.日本建築総合試験所)

キーワード:ASR、膨張予測、U.F.O.モデル、反応速度定数、溶出試験

ASRによるコンクリート構造物の劣化の進行を予測することは,維持管理を行ううえで有用である.U.F.OモデルによるASR膨張率の予測精度を向上させることを目的とし,反応速度定数に着目した検討を行った.反応速度定数は,JIS A 1145を参考とした溶出試験より算出される.本稿では,異なる試料質量で行った溶出試験から反応速度定数を算出し,解析を行い,モルタル供試体の実測値との比較を行った。また,試験に用いた試料質量と反応速度定数の関係から,膨張率の予測精度を向上させるための検討を行った.その結果,溶出試験は,より高い試料質量で行うことで,膨張率の予測をより精度よく再現できる可能性が示された.

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