令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

混和材(2)

座長:小川 由布子(広島大学)

[V-17] 耐寒PCグラウトの流動性と低温下における強度発現性に関する基礎的検討

〇田家 康平1、井上 真澄1、崔 希燮1、吉岡 憲一2、須藤 裕司3 (1.北見工業大学、2.日本高圧コンクリート(株)、3.日産化学(株))

キーワード:PCグラウト、亜硝酸リチウム、寒中施工、強度発現、流動性

寒中のPCグラウト施工でグラウトが凍結した場合,グラウトの強度発現の遅れや,グラウトの凍結膨張に起因するPC鋼材に沿ったひび割れがコンクリート部材に生じる危険性がある.そのため,寒中のPCグラウト施工を避けざるを得ない場合が多く,PC構造物の通年施工の大きな障害となっている.
本研究では,低温下においても特別な養生をしなくても凍結しない耐寒PCグラウトを開発することを目的とする.亜硝酸リチウムの添加がグラウトの流動性および低温下における初期強度発現性に及ぼす影響について検討した.その結果,亜硝酸リチウムを適量添加することで低温下でのPCグラウトの凍結を防止するとともに良好な強度発現が確認された.

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